2001年より、トルコでオールドキリムの買付をし始め、2002年に岡山・津山市で実店舗をオープン、全国のギャラリーや百貨店、民藝館などで展示会を開催し、トルコキリムの魅力を広めてきました。
東京・広尾のギャラリーで展示会をしたのをきっかけに2008年に広尾プラザの2階に実店舗を移転しました。
2013年には、鎌倉の若宮大路に2店舗目を開店し、現在に至っております。
オーナー自らが、トルコで買付を行っており、キリム、絨毯、ファブリック全般、キリムスツール等の注文制作も承っています。
厳選して買い付けたキリム・絨毯は直輸入直売ならではのリーズナブルな価格で取り揃えています。
当店でご購入いただいた商品全てのクリーニング・修復も承っており、難しいヴィンテージの修復は現地で行っています。
スタッフ一同、キリム・絨毯を選ばれるお客様の気持ちになり、心に寄り添った接客を心がけたいと思っております。
お客様が安心、納得してご購入して頂ける様、ご自宅への出張サービスも行っております。お店でセレクトしたキリム、
絨毯をどうぞ色々敷いてみてください。また、キリムの魅力を知って頂きたい思いからキリム教室も定期的に開催しております。
過去には、トルコ・コンヤやキリム工房見学ツアーも実施しました。遊牧民の伝統であるキリムや絨毯、トルコの手工芸雑貨、魅力いっぱいの当店へぜひ一度お立寄りください。
お店をされている方へ
当店はマラティヤ草木染絨毯の日本代理店になっており、キリム・絨毯、トルコ雑貨の卸売りもしております。
お気軽にご連絡ください。
2001年より、トルコでオールドキリムの買付をし始め、2002年に岡山・津山市で実店舗をオープン、全国のギャラリーや百貨店、民藝館などで展示会を開催し、トルコキリムの魅力を広めてきました。
東京・広尾のギャラリーで展示会をしたのをきっかけに2008年に広尾プラザの2階に実店舗を移転しました。
2013年には、鎌倉の若宮大路に2店舗目を開店し、現在に至っております。
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厳選して買い付けたキリム・絨毯は直輸入直売ならではのリーズナブルな価格で取り揃えています。
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絨毯をどうぞ色々敷いてみてください。また、キリムの魅力を知って頂きたい思いからキリム教室も定期的に開催しております。
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KILIM

トルコ系遊牧民によって受けつがれてきた遊牧民のアート


キリムとはトルコ語で、「平織りの毛織物」という意味です。キリムの歴史は絨毯より古いと考えられています。丈夫で持ち運びしやすい事から遊牧民の生活用具として、東はアフガニスタン、西はモロッコに至るまで織られてきました。素材は主に羊毛であり、時にはヤギやラクダの毛を使用したものもあります。遊牧民は手紡ぎで糸を撚り、染料は茜の根、インディゴ、ざくろの皮、葡萄の葉、ジャシールという植物の葉、くるみの皮、たばこの葉、玉ねぎの皮など身近にあった植物染料で糸を染めます。
キリムの手法は、綴織り、ジジム、スマック、ズィリと種類があり、それぞれ使われる目的によってキリムの手法を使い分けています。例えば、祈祷用はミフラブというモスクを表すデザインで、折りたたみやすいように綴織り。穀物袋は丈夫なジジム織り、袋の角にはネズミ除けのフェルトを巻きつけたりします。(ネズミが袋の中に入らずフェルトをかじるのだとか。)食卓布はジジム、ズィリ織りで、決まって1㎡正方形の持ちやすい形。赤ちゃんを寝かせるゆりかごには丈夫なスマック織り、ゆりかごカバーは柔らかくて軽くなるようにし、魔除けのビーズを織り込みます。
【フェルト付きチュワル、ゆりかご、魔除け付きゆりかごカバー、広尾店所蔵】
嫁入り道具としてのキリム
かつて遊牧民の少女たちは、母や祖母の傍らで糸の染め方から紡ぎ方、織り方を身につけ様々なキリムを織りしたため、嫁入り道具にしてきました。
嫁入り道具として織られたキリムは、嫁入り先でもサンドゥックと呼ばれる長持のような入れ物に保管され、必要に応じてキリムを売り、換金することができました。そのため、自然とキリム織りの上手な織り娘が良い嫁ぎ先を見つけるということがあったようです。
現在でも100年以上前に一度も使われなかったキリムが民家から発見されたりします。そのようなキリムは、サンドゥックエスキシ/sandik eskisi【サンドゥックの中にあったアンティーク】と呼ばれ、その希少性からとても重宝されます。
生活用具としてのキリム
嫁入り道具の他にもテント内部の装飾として、穀物袋、衣類袋、布団袋(チュワル)・掛けカバー(ペルデ)・家畜の背にかけて運搬する鞍袋(ヘイべ)・食卓布(ソフラ)・背当てクッション(ヤストゥック)・日用品を入れる小物入れ全般(トルバ)・祈祷用、ゆりかごとそのカバーなど、遊牧生活に欠かせない身の回りの生活用具がキリムとして織られてきました。
キリムは、遊牧民の暮らしと共にあり、遊牧民にとってなくてはならないものでした。
キリムの文様の意味
キリムには様々な文様が織り込まれています。幸せをもたらす生命の樹にとまる(鳥)、富や権力の象徴である(羊の角)、魔除けの意味を持つ(狼の口)、魔除けやお守り(目、フック)、幸せな結婚を願う(耳飾り・耳飾り・櫛)、生命に大切な水を象徴(水)、繁栄の象徴(生命の樹)、豊穣や多産を願う地母神(エリベリンデ)など。
キリムには糸、染色、文様、手法など地域によって特徴があり、キリムを見ると、大体どの地域で織られたものなのかがわかります。織り手の女性たちは、複雑に組み合わされた柄の中に、様々なメッセージや秘められた思いをキリムに込めて表現してきました。
キリムの魅力とはそれぞれの部族、あるいは村で伝承されてきた柄を織りつつも織り子たちが自分のために織ってきた点にあります。キリムに触れることで織り子の豊かな感性を感じることができます。
トルコ(アナトリア)のキリム
トルコのオールド/ヴィンテージキリムは、大別すると4つに分かれます。1、中央アナトリア:織りが細かく、文様も緻密で、色合いが明るく化学染料と草木染めの混合が多い。2、東トルコ:クルド民族の織るものが多く、羊毛にツヤが有り、落ち着いた色合いの草木染めのものが多い。3、 西のエーゲ海側・地中海側:単調なシンプルな柄が多く、化学染料と草木染めの混合が多い。 4、 バルカン半島:主にマケドニア・ルーマニア・ブルガリア・セルビアトルコからの移民によって織られてきたギョチメンキリム。
それぞれの地域で想像力溢れる個性豊かなキリムが織られてきましたが、代表的なものは、中央アナトリアキリムとギョチメンキリムかもしれません。特にコンヤやマラティヤは、緻密に織り込まれた様々な文様、多彩な色使いから見るものを飽きさせない世界的に名高いキリムの名産地です。ギョチメンキリムには、麦の穂を文様に織り込んだ、ベッサラビア文様や、有名なシャルキョイキリムがあります。シャルキョイキリムは、100年以上前にコチニールの染料を使用し、生命の樹とサソリの文様が印象的な曲線織りも入れている見応えあるキリムです。キリムの中でも特にトルコキリムが世界中のコレクターの間で支持される理由は、オスマン帝国支配下の元でバルカン半島まで広がったトルコ民族が他に類を見ないほど精緻なキリムを織っていたことです。
このバルカン半島を含めたトルコ全土の広い区域で多種多様なデザインのキリムが織られてきたというのが、トルコキリムの魅力です。また、複雑な文様とデザイン、その織りの中に込められたメッセージ性の強さから個性の塊ともいえるインパクトある表現力をキリムを通して感じることができます。
新たに織られる草木染キリム
現存する最古のキリムは13世紀のセルジュークトルコ王朝時代ものと言われていますが、現在私たちが手に入れることのできるキリムで貴重なものは、アンティークキリム、オールド/ヴィンテージキリムと呼ばれる60年〜150年前に織られたキリムです。
20世紀以降、西欧の文化が入り込むとともに、遊牧民の生活様式が変化し定住化により数が激減したため、現在トルコにおいては、キリムを織る遊牧民はすでに存在していないという認識です。新しいキリムは工房の管理下におけるイマラットと呼ばれる注文制作で織られるようになりました。新しいキリムでも、土産向けの安価なキリムと、手紡ぎ草木染めで織られたキリムは羊毛の質、染料、織りが大きく異なります。数年使用するとその差が歴然です。土産向けは、いずれ色が褪せて汚れが目立つようになります。羊毛によるものですが、いわゆる消耗品です。草木染めのキリムは使うごとに織り目が詰んで、しなやかさが生まれます。このしなやかさがキリムの価値を高めるポイントにもなります。草木染めのメッカ、トルコのコンヤの工房では、織りたての新しいキリムを床に敷き、ディーラーに自然に踏ませていました。床に敷いて10年以上経ったというそのキリムは遊び毛が自然に取れ、色むらも出ており、味のあるキリムに変化していました。床に敷くと汚れるという事を恐れません。元々羊毛は脂肪分を含み、汚れを弾くからです。キリムは実用的な敷物です。ここまでできるのはコンヤの手紡ぎ草木染めのキリムだからこそだと思いますが、品質の良い手紡ぎ草木染のキリムであれば、使い込めば使い込むほどにしなやかに独特のツヤが出てきます。
オールド(ヴィンテージ)・アンティークキリムについて
60年以上前に織られたオールド/ヴィンテージでも価値あるものとそうではないものに分かれています。キリムの状態によっては、カットして別のものにリメイクしたり、解いて修理の糸として使用します。羊毛、染め、織り、織られたキリムの元々の品質が高くないと、修復の価値あるオールド/ヴィンテージにはならないからです。アンティークも同じく、100年以上経っているもの全てがアンティークではなく、価値あるアンティークは選別された少数であり、修復する価値あるものがアンティークと呼ばれます。価値あるアンティークは、買い手が付いてから修復を行うため、買ってから1年後に手元に届くという事もよくあります。現在、アンティークはトルコからほとんど国外へ出てしまい、外国で使われてきたアンティークを再びイスタンブールに持ち込む、(里帰り)になっています。また、キリムを解いたキリム糸を使って初めから新しいキリムを織り上げる工房もあります。アンティークを労力使って修復するよりも、コチニール等で染められた貴重な古い糸を使用し、初めから織り上げた方が楽だからです。本物のアンティークかどうか見分けつかないくらいに精巧に織られています。その様なキリムもコレクター向けになるため、一般の人の手に渡る事はありません。

目
邪視除け、魔除け

星
希望・願い
*上の写真は、2006年、遊牧民を探しにコンヤから車で数時間かけてトロス山脈を巡り、山頂にほど近い場所でようやく見つけた遊牧一家の夏の野営地です。糸紡ぎの様子。
キリムの文様とそれぞれの意味

狼の口
魔除けの意味を持つ

ドラゴン
豊穣

羊の角の文様があしらわれた1920年頃のキリム。力強い羊の角の文様は、生命力を感じさせる。
産地:トルコ アイドゥンチネ
茜の根とインディゴの草木染

エリベリンデ (地母神)
豊穣や多産を願う

耳飾り・子供
幸福な結婚・幸運

羊の角
富や権力の象徴

髪飾り
幸福な結婚・幸運

目
邪視除け、魔除け

星
希望・願い

生命の樹
不滅の魂、永遠の命

同じく羊の角の文様がインパクトある1900年頃の織りの細かいアンティークキリム。草木染の多彩な色合いが魅力。
産地:トルコ レイハンル
素材 : ウール 草木染

狼の口の文様の連続文様。茜の根、インディゴ、葡萄の葉などの草木染。しなやかで織りの細かいキリム。
産地:トルコ アイドゥンチネ
素材 : ウール 草木染

エリベリンデ文様。腰に手をあて、出産・子宝を願う。枠の文様は鳥の羽。インディゴや杏等の草木染の1900年頃のキリム。
産地:トルコ シブリヒサル
素材 : ウール 草木染

ギョチメン(トルコ移民)によって織られたシャルキョイキリム。生命の樹にとまる鳥、サソリなどの文様。糸が細く精緻な織りのアンティークキリム。
産地 : バルカン半島
コチニール等の草木染

星、狼の口の文様が織り込まれたレイハンルのアンティーク。1900年頃。草木染の鮮やかな色彩とコットンの白との対比が美しい。
産地 : レイハンル
草木染

狼の口、鳥の文様(手をつないだ人の様にも見える)想像力が膨らむキリム。大胆で楽しい文様。
産地 : トルコ バルケシル
草木染

生命の樹
永遠の命・不滅の魂
キリム制作工程

羊毛を洗う

茜の根 割ると中が赤い
羊毛を洗う

糸紡ぎ


植物染料

茜の根で染める

茜の根で染めた糸を干す

手紡ぎ、草木染の羊毛でキリムを織る。トルコ・コンヤにて。
